以前に投降した「カメラワーク」の記事では、撮影時には最低限、三脚は使いましょうと書きましたが、どうしても三脚を立てることが出来ない状況はあると思います。現在のビデオカメラは、手振れ補正機能も優れているので、ある程度の手振れは補正してくれます。ですが、ビデオカメラのストラップに手を入れた状態で、カメラワークを行うと、必ずと言っていいほど手振れが起こります。今回はそんな時に使えるお手軽撮影テクニックを紹介します。このテクニックには、一脚を使います。一脚を持っていなくても軽い三脚があれば、足を閉じることで一脚として使えます。それもない人は…購入してください。数千円程度で購入できると思います。これからも動画撮影を行うのであれば、持っていて損はないと思います。できれば、取り付けたカメラのアングル(角度)が変えられるものがお勧めです。

使い方はいたってシンプルです。一脚を伸ばさないままカメラに取り付け、一脚の部分を持って撮影するだけです。これだけでカメラのストラップに手を入れて撮影するよりも、手振れはかなり抑えられます。パーンなどのカメラワークも驚くほどスムーズに行うことができます。ただズームイン・ズームアウトはカメラ本体では、行うことが難しくなるので、リモコンなどを使いリモートで行うとよいでしょう。

≪おまけのテクニック≫

一脚を伸ばし、カメラをローアングルにセットすれば、普通の手持ちでは撮影することができない、高い位置からのハイアングル、もしくは真上から撮影することができます。(カメラの角度が変えられない一脚では、これができません)

お子さんの運動会などで、高い位置からのハイアングルでの撮影ができれば、後ろの方からでも、誰かがカメラの前を横切る心配をしないでお子さんの姿を撮影することができます。ただ、アイレベルでより自然な状況を撮影したい場合には、頑張って最前列を確保する必要がありますが…