仕事風景

　学生の頃から、医療と映像いずれも興味がありました。きっかけは、学内でノートテイカーを経験したこと。聴覚に障がいのある学生さんの隣に座り、授業をサポートしました。文章をまとめたり、図を描いたり…。自分なりに工夫したことが、仕事の原点になっています。

　わたしの役割は、現場でカメラ撮影や音声収録した素材と社内CGを組み上げ、一本の番組を編集すること。少し前まで学生だったので、「自分ならどう感じるのか」「どうすれば興味を持つのか」という視点を大切にしています。また、CG デザイン、SNSの更新なども幅広く任されており、マルチな活躍ができるのも、当社らしさだ と感じています

　休日は、舞台芸術の映像やSNSをチェックします。「このカットや使い回しがいい」「この色合いやデザインが映える」などのひらめきが、仕事に活かされることも。オンオフを大事にして色んなことに挑戦したい方なら、自分の可能性を広げられると思います。

　　　　　　　　

　医学・看護の先生方と直にお会いし、学生さんの学びを支える教材を提案しています。業界で高い知名度を誇るため、営業しやすさがあります。それに、オンライン学習ニーズに対応し、自社サービスを提供できるアドバンテージは大きいと思います。

　例えば、コロナ禍で教育実習の受け入れが中止になったとき。先生からご相談を頂き、実習生向けにオンライン教材をご案内し、即決となりました。その後、全学年の学生さんに向けた導入が決まり、学校のお役に立てたことにやりがいを感じました。土日はIT スクールを受講し、自己研鑽をしています。大型連休は実家に帰省し、地元の友人と過ごします。メリハリを大切にしながら、たくさんの人に喜ばれる仕事を追求したい方にオススメしたいです。

　映像制作に欠かせないビジュアルづくりを手がけています。今の時代、無料や格安の動画教育サイトはいくつも見つかります。そんな中、大切にしているのは、教材の正確さ、わかりやすさを前提としながら、自分にしかできない付加価値のあるCGを制作すること。学生さんの「わからない」に寄り添い、CGに変化をつけながら飽きさせない工夫をしています。

　ディレクターの意図を汲み取りデザイン表現し、「予想以上の仕上がりになりました」という言葉をもらえると嬉しくなります。それに、学生さんの役に立てることにも手応えを実感します。現在、アニメーションで気軽に勉強できる、新シリーズの動画教材を制作しているところ。動画に慣れている皆さんの力を借りて、より良い番組をつくりたいです。

　監修の先生との調整を行ない、企画、シナリオ作成、映像の演出、仕上がり確認など、映像が仕上がるまでの全工程をディレクションしています。魅力は、オリジナリティに溢れた番組づくりに挑戦できること。例えば、教科書にない絵の裏側も伝えたいと考え、3Dを活用して全方位から見られるよう工夫しました。先生方から学生さんの評判を伺ったり、「この映像の見せ方がいいですね」と直に反応を頂けることに、やりがいを感じています。

　CG デザイナー、映像クリエイターとアイデアを出し合い、制作に打ちこめる雰囲気に心地よさがあります。アイデアを発信しやすく、一人ひとりの意見を尊重する社風なので、動画制作を趣味にしている方なら、仕事を通して成長できると思います。